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【遅延解析】Click-to-Photon Latency:60Hzモニターが評価を歪めるメカニズム

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✍️著者: NK技研 フレームレート警察

あなたの「エイム」は、約50ms前の過去を見ている

「操作感にもったりする」「マウス加速のような違和感がある」。 このようなレビューが付くゲームにおいて、我々が注目するのは**「システム遅延(System Latency)」**です。

Click-to-Photon(クリックから発光まで)

マウスをクリックしてから、実際にモニターのピクセルが変化するまでには、長い旅があります。

  1. マウス内部処理 (0.5ms~8ms)
  2. USBポーリング (1ms〜8ms)
  3. CPUゲーム処理 (数ms)
  4. レンダーキュー (数ms〜数十ms)
  5. GPU描画 (数ms)
  6. ディスプレイ表示遅延 (数ms〜数十ms)

特に60Hzの一般的なモニターでは、リフレッシュサイクルだけで最大16.6msの待機時間が発生します。さらにピクセルの応答速度(GtG)が遅いIPSパネルでは、動いている敵が「残像」として滲みます。

🤖 AI分析の視点

AIによるメタデータ分析では、**「高リフレッシュレートモニター所持者」「60Hzモニター使用者」**の間で、同じゲームの操作性に対する評価が明確に分かれる現象が確認されています。 例えば、Apex Legendsのような高速なFPSでは、60Hz環境のプレイヤーほど「弾が当たらない」「サーバー判定がおかしい」と不満を漏らす傾向が2倍以上高いというデータがあります。

🌍 海外「入力遅延」論争

海外の著名な技術系YouTuber(Battle(non)sense や Linus Tech Tips)の実証実験により、「高リフレッシュレートは単なる滑らかさではなく、勝つための絶対条件」という認識が定着しています。 プロシーンでは240Hzは最低条件であり、現在は360Hzや540Hzへと移行が進んでいます。

"Peeker's Advantage" を物理で殴る

240Hz/360Hzモニターの真価は、「滑らかさ」ではありません。**「情報の鮮度」**です。 敵が飛び出してきた瞬間、60Hz勢よりも約20〜30ms早く敵を描画できます。人間の反応速度が約200msであることを考えると、この10%の短縮は致命的です。

「操作性が悪い」というレビューは、しばしば**「60Hzモニターによる入力遅延」**をゲームのせいにしている誤認逮捕なのです。

推奨デバイス: 240Hz以上のTN/Fast-IPSパネル、NVIDIA Reflex対応システム

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